衆議院議員 神田けんじ

食糧自給率を上げるには

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先週7日、農林水産省から、2014年度の食料自給率が発表されました。カロリーベースでは5年連続で39%、生産額ベースでは64%(2013年度比1ポイント減)で、過去最低の数値だそうです。

政府与党としては、2025年度までに45%にする目標を掲げておりますが、TPP加盟交渉などの展開もあることから、生産者の皆様に安心して生産していただける環境を整えることが急務ではないかと考えております。

今回、生産額ベースで過去最低を記録した理由については、以下の2点。①米の価格が低下し、国内生産額が減少したこと ②魚介について、国際取引価額が上昇し、円安の影響を受け、輸入価額が上昇したこと。

なお、我が愛知県は農業生産額では常に上位なのですが、自給率となると極めて低く、カロリーベースで13%、生産額ベースでは33%と、いずれも国内平均を大きく下回る結果になってしまいました。

添付の県別一覧をご覧になれば、御地元の自給率が一目瞭然ですので、御参考まで。

ところで、自給率を手っ取り早く上げる方法の一つに、「飼料用米の増産」があります。食用米の自給率はほぼ100%なのですが、国内で飼育する牛や豚、鶏は飼料に輸入品を使うことが多く、一方で折角作ってくださるお米は供給過多の傾向があるのです。

単純に自給率を上げるだけなら、この飼料米の国内生産量を増やしていけばいい、となるでしょう。実際、政府も、飼料用米への転作を促す助成金に力をいれています。

色々御意見があると思いますが、生産者の皆様が、美味しさに気持ちを込めて作り続けてきたお米です。飼料用米への転作政策もあるかとは思いますが、何とか国内消費を盛り上げたり、海外へのブランド展開を図る、国酒(日本酒)振興、米粉製品の普及促進など、国策として出来ることを全てやり尽くさなければならないと考えております。